ローマ8:33〜39
8:33 神に選ばれた人々を訴えるのはだれですか。神が義と認めてくださるのです。
8:34 罪に定めようとするのはだれですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、私たちのためにとりなしていてくださるのです。
8:35 私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。
8:36 「あなたのために、私たちは一日中、死に定められている。私たちは、ほふられる羊とみなされた。」と書いてあるとおりです。
8:37 しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。
8:38 私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、
8:39 高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。
確実な勝利
私は「勝利」と言う言葉に接すると戦争と結びついてしまいます。2015年国会で取り上げられている安保法案のことを思いながら戦争をする国となりませんように戦争に巻き込まれることもありませんように願っています。
勝利は現実には広い範囲に当てはめられます。きょうは「信仰者」と結びつけて考えることにいたします。
1、信仰者が確実な勝利のために知らなくてはならないこと、それは
「訴えるのはだれ」(ローマ 8:33)かを知ることが大切です。
「神に選ばれた人々を」(ローマ 8:33)訴える存在があることが語られています。ここでは「
私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。(ローマ
8:35)」と語られています。こうした苦しみとともに「訴える」存在は、ヨブ記
1:7〜11 第一ペテロ 5:8 (ご自分の聖書で確認してください。)などによって悪魔であることを知ることができます。訴える存在があることを知って、恐れない秘訣は、
1) キリストによって義とされていることを信じることです。
「神が義と認めてくださるのです。」ローマ 8:33 "それでもクリスチャンか?"
などと訴えられても、キリストによって義とされている事実は恐れを取り除くのです。
2) 弁護してくださるお方がおられます。ローマ 8:34
罪に定めようと訴えるのは悪魔です。そうした中で心に止めるべきことは、キリストがしてくださつたことを覚えることです。それが、ローマ8章34節(十字架・復活・とりなし)に、見事にあらわされています。この事実によって恐れは取り除かれます。
3) 愛してくださるお方がおられます。ローマ 8:35
それが、ヨハネ 13:1 に記されています。改訳聖書では「世にいる自分のものを愛されたイエスは、その愛を残るところなく示された。」とあります。口語訳聖書では「世にいる自分の者たちを愛して、彼らを最後まで愛し通された。」とあるのです。ギリシヤ語は同じです。訳文になると変化します。
私は「最後まで愛し通された。」とある聖句でキリストの愛を深く感じます。それによって恐れが取り除かれるのです。七つの苦しみ(ローマ 8:35 )を克服する恵みがキリストの愛によってもたらされることを信じるのです。
2、信仰者の確実な勝利は、
「 私たちは、私たちを愛してくださった方(ローマ 8:37)」によってもたらされている恵みです。キリストの愛を知るに勝る祝福はありません。しかし私たちの周りには「
私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。(ローマ 8:35)」といわれるものが何と多いことでしょう。そうした中で愛されていることを知ることは、何と幸いなことでしょう。
☆愛されていることを知っている人は、現在の状況に動揺いたしません。詩篇に「 恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。(詩篇 56:3)」といった詩篇詩人の心に共感します。また心をうたれ感動します。
☆愛されていることを知っている人は、乗り越える力を持っているのです。 それは愛してくださるキリストの支えなのです。支えられていることは大きな恵みです。この支えがある人と支えがない人では大きな違いが起ります。
☆愛されていることを知っている人は、人々を愛し、キリストの救いが届くように真剣に願うものです。人々をキリストのもとにお連れした人々の特徴は、キリストの救いが届くように真剣に願う、心と行動力があることです。
☆愛されていることを知っている人は、共に生きることを喜びとする人です。決して一人よがりにならないで同信の人と共に生きることと神との交わりを大切にいたします。
日本同盟基督教団 正教師(外務支援教師)
富 澤
誠 治