以前の詩

詩の友 第142号 1996年2月

投稿  「感謝」  太田垣泰子

ヒゼキヤの説教を聴く正月の教壇に咲くカサブランカの花

すこやかな八十路の新年感謝して聖書通読す一日一章


143号の富澤誠治作

ミニバラ

     部屋の中の
     日だまり
     一番よい場所に
     置かれた
     鉢植えの
     ミニバラ

     つぼみ一輪
     見えてから
     一ヶ月
     窓に向かって
     開花に
     備えている

     開花したら
     窓を背にさせられる
     ミニバラ

     その時は
     家主の心を
     なごませる


花の種

     五種類入っている種

     春には種まきをしよう

     五種類の花が
     全部咲いたら
     見事だろう

     種まきの楽しみ
     春を待つ楽しみ

     花が咲いたら
     散る前に
     押し花にする楽しみ

     写真にする楽しみ
     写真を額装にする楽しみ

     プレゼントが
     たくさんできる
     楽しみがある


メッセージ

 「あなたがたは心を騒がしてはなりません。」ヨハネの福音書14章1節(新改訳)
     人からの
     励ましの言葉を
     聞いても
     空しく感じることがある

     しかし
     イエスさまの
     メッセージは
     真の励ましになる


喜び

 「あなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです。」ヨハネの福音書16章24節(新改訳)

     イエスさまは
     祈りを教えてくださった

     イエスさまの
     み名によって
     祈る祈りが
     答えられる

     祈りが答えられるのは
     喜びがあふれるため


派遣

 「あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。」ヨハネの福音書17章18節(新改訳)

     イエスさまを

     救い主と信じる者は
     世に遣わされた者

     イエスさまが
     いつも助けてくださる
     祝福を
     実感できる者は
     実を結ぶ祝福に
     感謝する者

     派遣されていることを
     もっと感謝しよう


み声

 「平安があなたがたにあるように。」ヨハネの福音書20章26節(新改訳)

     イエスさまの
     み声に
     弟子たちは
     大きな大きな
     平安につつまれただろう

     きょうの私も平安を得た

詩の友 第143号 1996年4月

紹介 讃美歌270番「信仰こそ旅路を」 解説 大塚野百合

 フェリス女学院大学図書館の手代木俊一さんが古い英語の讃美歌集から原文を見つけてくださいました。二節の詩は、
     私は、隊長のもとにいます
     兵卒たちは その目を仰いで
     勇気を注がれます 戦いの始めから
     この隊長は いともあわれみ深く
     その御傷を見まつるとき
     私たちの燃え殻のような力は
     炎となって燃えさかります
             訳 大塚野百合 元恵泉女学院大教授
             作詞 トーマス・T・インチ(1818−71)牧師
 この歌は、信仰者を旅人や、兵士にたとえています。イエスさまは隊長であり、またガイドなのです。・・・心を打つ箇所は、"その御傷を見まつるとき" 私たちの消えかかっている信仰の火が燃えさかるというところです。・・・リンチは主の御傷を仰ぐことによって苦難に打ち勝つ力を与えられていたようです。


投稿  「感謝」  太田垣泰子

教会から誕生日祝して届きたる赤い椿のちぎり絵のはがき

わが孫の博士となりて祝宴に招かれし夜の降るささめ雪

詩の友に短歌を読みて晩年を風雅な父に習いて生くる


143号の富澤誠治作

真理

 「真理に属する者はみな、わたしの声に聞き従います。」ヨハネの福音書18章37節(新改訳)
     私は
     イエスさまのもの

     聖書から
     真理に属する者と
     知って

     イエスさまの声に
     聞き従う

     それは大きな幸せ


破れなかった

 「網は破れなかった。」ヨハネの福音書21章11節(新改訳)
     復活されたイエスさまは
     ガリラヤ湖で
     網をおろして
     漁をはじめた
     弟子たちに
 「舟の右側に網をおろしなさい。そうすれば、とれます。」ヨハネの福音書21章6節(新改訳)
     聞いた
     弟子たちは
     網をおろした

     結果は
 「おびただしい魚のために、網を引き上げることができなかった。」ヨハネの福音書21章6節(新改訳)
     しかし
 「網は破れなかった。」ヨハネの福音書21章11節(新改訳)
     これは
     弟子たちの経験

     現在も
     こんな経験をしたいもの


文書伝道

     教会発行の
     「オアシス」

     自分の健康状態を
     見定めて
     所定の場所で
     一時間

     一枚一枚
     家々に配布する
     すでに
     教会のみなさんは
     日曜日に
     それぞれの場所へ
     配布済み

     遅ればせ
     配布に疲れて
     公園のベンチで小休憩

     誰かが餌付けを
     しているのだろうか
     どこからともなく
     鳩が寄って来る
     餌を持っていない私は
     ただ見ているだけ

     目を上げれば
     大木になった楠木
     ここまで育つには
     二十年 三十年は

     経っているだろう
     一枚一枚の「オアシス」で
     芽を出すように
     お祈りし

     大きく育つ人が
     起こるようにと
     期待に胸ふくらむ

     いつの間にか
     疲れも取れて
     気持ちさわやか
     家路につく


パソコン

     パソコンを
     用いはじめて四年

     ひとつのソフトを
     使いこなすと
     次のソフトに
     挑戦したくなる
     次々と
     挑戦したくなる

     クリヤするごとに
     便利さも
     豊かになるが

     パソコンの前に
     居る時間も
     長くなる

     同時に
     人との接触が
     うすい

     機械人間になってしまう
     危険があるようだ
     私にとっては
     注意 注意

詩の友 第144号 1996年6月

紹介 「俳人一茶理解」  パトリック・マケリゴット著

 すべての人の人生は、"別れの人生" です。小林一茶の俳句にはこんな句があります。

 としとるもわかれわかれやしらぬ旅

 キリスト者の旅は、"しらぬ旅" ではありません。必ず目的地に着きます。イエスさまご自身が場所を備えに行かれたからです。でも私は、一茶の気持ちも少し理解できるように思います。


     宣教師
     パトリック・マケリゴット先生の
     小林一茶理解

     先生は
     小林一茶研究で
     博士号を取られた

     小林一茶理解は
     宣教師の目から
     見たもの

     こんな理解の
     しかたもあるのかと
     驚いたり
     教えられたりもする     富澤誠治


投稿  「気持ち」  太田垣泰子

イエス様をお招きしたし野も山もさくらたんぽぽ咲き満つ国ヘ

神様の咲かせ給える野の花の一りんに及ばず人間の文化

若き日に習ひし讃美歌六十六番 聖なる を歌ふ五月の主日


144号の富澤誠治作

思い出す

     六月二日の日曜日
     三月十八日以後
     心臓発作がなくて
     感謝しています

     そう発言すると
     発作が起こり
     チクリとさされるかも

     六月三日月曜日
     午後二時四五分
     詩の友の発行準備中
     突然発作
     いきなりの痛み

     いつもなら
     予感から
     始まるのに

     娘と妻が
     手を置いて
     お祈りしてくれた
     手の温かさ
 「主を呼び求める者すべてに主は近くあられる。」詩篇145篇18節(新改訳)
     聖句を
     思い出す

     ここにも
     もう一つの
     あたたまりがあつた


ばらの花

     ばらの花を
     見ている

     満開の花
     満開に近い花
     まだつぼみの花

     一番美しいのは
     満開に近い花

     そう思いながら
     見ている

     蜜蜂は
     満開の花が
     大好き

     花粉を
     いっぱいつけて
     花の中を
     動きまわっている
     とても忙しそう

     ばらは
     種を残すために
     蜜蜂が大好き

     蜜蜂は
     蜜を得るために
     ばらが大好き

     ばらの花の
     蜜は
     食べたことはないが
     もちつもたれつの
     関係には教えられる


あじさい

     鉢植えの
     あじさい

     牧師館の
     ベランダで
     咲き始めた

     暑い夏
     寒い冬を
     越えて

     あざやかな
     青花の
     ガクあじさい

     中はつぼみのまま
     開かない
     周りの花だけが
     咲いている

     見事なデザイン
     見事な配色

     だから美しい

     子供さんびかを
     思い出す

     だれが造ったか 野に咲く花
     野に咲く花 野に咲く花
     だれが造ったか
     野に咲く花
     天の神さまよ

              

詩の友 第145号 1996年8月

紹介  「手足」  河野  進

     よくしゃべる人は
     手足が動かず
     口べたな人は
     手足が軽い
     りくつを言う人は
     手足が冷たく
     だまっている人は
     手足が温かい
     富んでいる人は
     施したがらず
     貧しい人は
     ないものまでも
     やりたがる
     よくまあ
     神様は上手に
     おつくりになる


投稿  「月下美人」  太田垣泰子

月下美人の咲く日を待ちて懇ろに五つのつぼみ見守る日課

梅雨の夜わが目の前に香りつつ咲く月下美人丹念に描く


145号の富澤誠治作

生みの親

     生涯と
     財産をささげて
     日本キングス・ガーデンの
     生みの親
     三谷六郎さん

     日本同盟基督教団
     事務所での
     働きの時に
     お会いした方

     静かな人柄の中に
     ビジョンと
     愛が
     にじみ出て
     "牧師の老後のために" と
     心温かい発言に
     打たれた

     キングス・ガーデンと言う
     言葉は
     キリスト者なら
     知らない人は少ない

     日本全土に
     波紋のごとく
     広がって
     大きな
     祝福の
     源泉となっている

     ふたまわりも
     時間が経過した

     思い出して
     お手紙したら

 "神さまは、ご計画の中かに導いて下さって最善以外のことをなさらなすことを経験させて頂きました。"

     ご返事のことばに
     感動して
     どうしても
     ご紹介したくなった

     いつか私も
     そんなことばで
     神がなさることを
     たたえることが
     できますように


預言者

     預言者は
     神さまから
     ことばをさずけられて
     神のことばを語る人

     預言者
     エゼキエルは
 「だれも、自分の不義のうちにいながら、奮い立って生きることはできないからだ。」7章13節(新改訳)

     エゼキエルの
     預言のことばを
     聞いた
     当時の人々は
     何を考えて
     何をしていたのだろう

     聖書の
     預言の書を
     読めば
     分かる

     「不義のうちに」と
     語られた
     罪な生活をしていて
     栄えているようでも
     その栄えは
     あわのよう

     イエスさまを
     救い主と信じ
     イエスさまが
 「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。」ヨハネの福音書6章27節(新改訳)

     そう言われるように
     今という時を
     大切にして
     生きよう

     エゼキエルが
     注意した
     生活にならないように

詩の友 第146号 1996年10月

投稿  「剣道」  新倉駿一

剣冴えて傲りの世相省みつへりくだりつつ天に詫び入る


投稿  「ありがとう」  太田垣泰子

聖書読み遠き日甦るアテネの旅パウロの熱弁ふるいし広場

"ありがとう" 扇風機にも言葉かけひとり暮らしの真夏さわやか

チャペルタイムスに載るエーゲ海ミコノス島巡りし日遥か白亜の教会


146号の富澤誠治作

使命の確認

 「私は、神の力の働きにより、自分に与えられた神の恵みの賜物によって、この福音に仕える者とされました。」エペソ人への手紙3章7節(新改訳)

     名古屋へ来る時に
     使命の確認となった聖句

     いま一度
     使命の確認のため

     いのちをささげて
     一週間
     心臓病の薬を
     やめてみた

     一週間の生活は
     結婚式リハーサル
     主日礼拝
     神学塾
     家庭集会
     聖書研究祈祷会
     外出

     どこへ行くにも
     薬はなし
     心臓発作が起こり
     薬を用いなければ
     どうなるか分からない
     まさにいのちささげて

     発作が起こった
     心臓の痛みが
     はじまった

     使命があれば
     いかされるにちがいない

     信じて
     心の中では
     主に叫びながら
     作業はやめないで続行

     何分ぐらい経過したろう
     いつのまにか
     痛みは去っていた

     思わず
     使命を確認させてくださった
     神をあがめ
     今あるは恵み
     それを
     深く深く
     意識した

     感謝もした

     今は
     主治医先生の
     ご指導のように
     薬は
     服用している

     それでも
     使命を自覚していることには
     変わりない


節目

     人生には
     危機に直面する
     時がある

     その時
     どうするかは
     大切な大切な課題
     危機を
     乗り越えれば
     節目となる




     本年の夏の
     屋上の
     鉢植えは
     痛々しい

     洋らんは
     花芽が出ても
     黒くなって
     枯れて行く

     殺虫剤

     殺菌剤

     何をやっても
     回復しない
     しかも
     他の鉢にも
     移って行く

     植物に対する
     知識が
     足りないのか
     屋上の
     鉢植えは
     痛々しい

     それでも
     夏を生き抜いた
     鉢植えの中に
     花を咲かせている
     株もある

     その花を見ていると
     よくやったと
     ほめてやりたくなる

     名古屋へ来て
     すぐ買い求めた
     鉢植え
     今いきいきしたものもある

詩の友 第147号 1996年12月

紹介  「虹色のあこがれ」  池田勇人著

朝の祈り

     主イエスさま
     今朝も いっしょうけんめい
     生きられますように
     砂どけいの
     落ちる粒粒のように
     一瞬のつながりを
     大切にする者と
     ならせてください


投稿  「春の前に」  池田勇人

     ハラハラと落ちゆく
     初冬の枯れ葉たち
     風に舞い
     獣に踏み散らされても
     やがて 土に帰る
     これも あれも
     ムダのない神のわざ


投稿  「見る」  太田垣泰子

プロ野球の歓声揚がる優勝戦寛ぎて見るテレビの座席

ルノアールの絵の見る如し明媚の少女に出遭う地下鉄車内

ライム ライト聴けば温かし目に映るレマン湖の辺りのチャプリンの家


147号の富澤誠治作

知恵

 「あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。」ヤコブの手紙1章5節(新改訳)

     知恵がありません
     仲良くやってゆく
     知恵がありません

     私は
     知恵に
     欠けた人

     主よ
     お願いです
     知恵をお与えください
     仲良くやっていけるように
     お祈りして
     一日をはじめた

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