以前の詩

詩の友 第100号 1989年2月

聖書の世界を確かめて見る祝福の旅は富澤誠治作

聖書の世界を確かめて見る祝福の旅 T

成田での感謝

     名古屋組は
     成田へ
     午後四時三十分到着
     ローマへの出発は
     午後九時三十分
     待つこと
     五時間
     出発二時間前になっても
     他からの方々は現われず
     なんとも不安なこと

     午後九時
     添乗ガイドの河谷氏
     東京 福岡 大阪組到着
     すぐに旅行説明
     ほっとした安心


アンカレジ

     中継 給油であろう
     機外へ
     係りの方から
     "ハッピー・ニューイヤー"
     生まれて
     始めて
     新年を二回
     極地に近い
     白銀の世界で迎える
     記念にと
     デザインスプーンを求む


飛行機

     日本航空ジャンボ機
     四百席に
     三百五十人
     酔いもせず
     よく眠る
     眠られない方々は
     大変だろう

     旅路の
     祝福を
     祈る


コペンハーゲン

     アンカレジから八時間
     島の空港
     しかもデンマーク領
     三十分
     自由が許されて
     ぶらりと散歩
     気分も変り
     旅行団の人々との
     語らい
     人を知り
     自分も知ってもらう
     くつろいだ時
     店は
     全部閉まっているのに


アルプス

     峰々に
     雪をいただき
     雲海に
     頂上を突き出し
     剣のよう
     しかし
     恐ろしさは
     感じない
     アルプスを機上から
     見る
     楽しさでいっぱい


機内から

     日の出
     一瞬
     ピカーとして
     飛行機のつばさと
     雲海を照らす
     光

     「光よ あれ」の
     みことばを
     思い出し
     神のわざの
     偉大なるを知る

     人の作り出した光
     ピカーは
     広島 長崎を
     一瞬に
     死の世界にしてしまった

     神の創造の
     ピカーは
     いのちと
     輝かしさを
     もたらした


ローマ

     空の旅
     成田から
     アンカレッジへ六時間
     アンカレジから
     コペンハーゲンへ八時間
     コペンハーゲンから
     ローマへ二時間

     ローマでは
     ガイトのムラセ・スミコ氏によって
     カタコンベへ
     アッピア道にそって
     十六キロメートル
     十万体の
     遺体が埋葬されたと言う
     一人一人に
     人生のドラマが秘められている
     その中には
     キリスト者であるがため
     殉教した人々
     一人一人の話題は
     つきることはなかろう

 「彼らの生活の結末をよく見て、その信仰にならいなさい。」ヘブル人への手紙13章7節(新改訳)

     グラッチェ(ありがとう)
     言葉一つ
     覚え
     言ってみる
     笑顔とともに
     日本語で
     "ありがとう" が返って来た
     とりかわす
     一つの言葉で
     人と人との
     あたたまりを
     うれしく思う

 本年元旦から13日間、名古屋福音伝道教会が中心になって "聖書の世界を確かめて見る祝福の旅" を実施。2004年8月12日の今、振り返って見るとその時は心臓発作の危険のある聖地旅行であった。しかし不思議なように守られ、このようにタイプができていることを感謝しています。しかも最近は発作もなく生活ができている。
 ここまでの和文タイプは家内の労によるものでした。

詩の友 特別号 1989年3月

1989年3月10日特別号からの表紙
ここからワープロが用いられた。

聖書通読

聖書の世界を
確かめて見る
旅のために

1988年は
聖書を
創世記から
黙示録まで
三回の通読

一回一回
新しく教えられ
しおりが
はさみこまれ
しるしがつけられ
感動が
あふれる

聖書通読は
心臓疾患の
安静のめぐみ

生れて
はじめての
年三回聖書通読
くめども
尽きない
いのちの水の
ほとりに居る
実感はたしか

旅が終った今
年一度の
聖書通読に
切り替え
聖書の世界を
確かめ
思い出しては読む
そこに
新しいめぐみの
世界が
かぎりなく広がり

この国で
生きる
キリスト者としての
使命が
喜びが
ふつふつと
わきあがって来る


質問

"ガリラヤ湖に
入る水と
利用され
流れ出る
水の量は
違うらしい
理由を
調べて
来てほしい"

聖書の世界を
確かめる
質問が
寄せられて
忘れずにたずねる

ガリラヤ湖への
水源は三つ
そのほかに
雨水
湧き水
ヨルダン領からの
取り入れ水

雨水と
取り入れ水
それが
ガリラヤ湖から
出る水
利用される水が
多い理由だとのこと

七年前の
旅では
砂漠であった地が
今は
灌漑用水で
耕地に変り
町ができ
人の住む
ネゲブになっている

水を大切にする
人々が
聖書の時代も
今も
息づいている

名古屋の町の
歩道に
雨水浸透ブロックが
用いられ始められたのが
たまらなく
うれしい

みことばによる
いのちの水を
もっともっと
吸収しなくてはと
いつも心が渇き
求めを
失わないでいよう
決心が新しくなる

質問を
調べた
めぐみがあった


記念品

シナイ半島
ダルシュ海岸の
石と貝

耐水
ヤスリセットで
よく磨き
つや出しに
透明ボンドを塗り
ブローチ用
金具を
強力接着ボンドで
仕上げて
ささやかな
プレゼント

そこえ行った人でなければ
得られない
記念品

ガリラヤと
エルサレムの
草花を
押花にして
額装

「花は散る。
しかし、
主のことばは、
とこしえに変わることがない。」
ペテロの手紙第一1章25節(新改訳)

聖書のことばを
覚えて

一人で
悦に入る
記念品

押花は
何年もつだろう
五年
十年
それはわからない

やっぱり
変ることのないものに
目をとめ
心を用いなくてはと
記念の品を
見ながら
自分に言ってみる

ビデオを
一ヶ月もかかって
見終り
三十一人の
お顔
食事の時に
歩きながら
バスの中で
かわしたことばも
うれしい
記念品

記念文集も
お一人お一人が
違った目で
見られ
体験され
言葉で残された
記念品

ご一緒した
写真家の
写真集
どうしてこんなに
違うのかと
思うほどの
多様性

それでいて
同じ場面
同じ色
共通性もいっぱい
それもすばらしい
記念品

前回の
旅の
記念品のみやげを
出してびっくり
ひどく腐食して
見られない

銅器は
耐水ヤスリセットで
みがき
最後に
金属みがきで
仕上げ
色をとりもどし
美しい輝き
玄関に飾り
聖書の世界を
思い出す

聖句
 「私(モーセ)は、
四十年の間、
あなたがたに荒野を行かせたが、
あなたがたが身に着けている
着物はすり切れず、
その足の
くつもすり切れなかった。」
申命記29章5節(新改訳)
ダルシュ海岸の石
 
聖地の植物と会堂屋上の花の押花四種類
押花は贈呈してないが写真は鮮やか








銅器の皿

              

詩の友 第101号 1989年4月

聖書の世界を確かめて見る祝福の旅 U

ローマ

     信仰の町
     遺跡の町
     観光の町
     世界の人々が集まるローマ
     美術の町ローマ
     古さと
     新しさが
     一体となって
     息づいている町ローマ

     初代の
     キリスト者たちが
     信仰をつらぬいた町ローマ
     そこで
     信仰をつらぬくことを
     大切に
     学びとる


バチカン

     今も
     世界に
     強い影響力を持つ
     ローマ・カトリック

     博物館の
     展示物の量に驚く

     一つ一つ説明を聞き
     学び取ろうとすれば
     日数は計れない
     集めた人々の力量が
     浮かび上がる

     納められている石造建築の
     博物館
     冷たさと温かさを
     同時に感ずる

     システィーナ礼拝堂
     ミケランジェロの作品を
     ながめていると
     イタリヤ人の
     ルネッサン期の
     活躍に
     あらためて
     目をみはる

     見ていると
     権力の集約のようでもあり
     神の権力を
     形にあらわしたものにも見え
     信仰のありかたを
     考えさせられる


昼食

     レオナルド・ダビンチ空港に
     近いレストランでイタリヤ料理

     一品はヒラメ

     イスラエル民族が紅海を渡った時
     できた道に残っていた魚ヒラメ
     モーセ・フィッシュと言う
     笑顔とまじめさをまぜて
     ガイドの河谷氏の言葉にうなずいて
     美味を味わう
              

詩の友 第102号 1989年6月

聖書の世界を確かめて見る祝福の旅 V

機内で

     アテネ空港離陸
     隣の席は
     ギリシャの老人

     うれしそうに
     家族のことを語り
     ハッピーと
     言葉さわやか
     子供たちは
     ワシントンと
     カイロに
     住んでいるという

     語る言葉の
     うれしそうなこと

     家族を大切にする
     ギリシャ老人の
     思いが伝わって来る

     家族を愛する
     人の顔
     笑顔
     すばらしい
    (2004年8月13日からギリシャのアテネでオリンピック 話題の年)


エジプト カイロ博物館

     再びおとずれた
     博物館

     同じなのは
     人でいっぱい

     違うことは
     警備員に笑顔があり
     ボールペンを
     ほしがらない
     戦争のない
     建設のエネルギーがあり
     平和の喜びが
     伝わって来ること


イエスさまの逃れの教会

     ヘロデの
     幼児虐殺命令をさけて
     エジプトへ逃れた
     聖家族が
     住まわれた
     逃れの家

     私の救いの主が
     路地裏の
     家に住まれたとは

     貧しくなられた
     受難の主
     そのお方が私の
     救いの主


ギザのスフィンクス・ピラミット前で

     また
     いやな感じ
     何回も何回も
     言い寄ってくる物売り
     しまいにはショツクを感じるほどの
     こずき
     これにはカッとなる
     それが あとになると
     人なっこくにくめない
     生きていくしたたかさを見る

     何にしたたかさを持つかは
     私の課題
     それを教えてくれた


102号の富澤誠治作

見上げる

     桜の花を見ようと
     久し振りに
     上を見る

     桜の花は
     春を告げ神をさんびしている

     その隣には
     落葉樹が
     枝だけになっている
     よく見ると
     枝の中に
     何かかたまり
     鳥の巣だった
     今は
     鳥は居ないが
     若葉とともに
     鳥も帰ってくるだろう

     神さんびを
     ひびかせるために


タンポポ

     タンポポ
     その花を
     見ていると

     背をのばして
     のびのびと
     花を咲かせているもの

     背を低く
     それでも見事な
     花を咲かせているものは
     きまって
     道端の
     人が通る所
     寒い冬の間に
     何回も
     ふみつけられたのだろう

     それでも
     根を深く
     背丈は低くとも
     見事な
     黄色の花を咲かせて
     私に
     感動を
     もたらしている
     

詩の友 第103号 1989年8月

聖書の世界を確かめて見る祝福の旅 W

シナイ砂漠

     カイロを
     午前七時三十分発
     シナイ山へ向う

     砂漠の中の道を
     バスにゆられて
     ひた走る

     行けども
     行けども
     緑なき砂漠

     それでも
     小さなオアシスには緑

     出エジプトをした
     イスラエルも
     オアシスから
     オアシスへと
     放浪の旅

     うしろにはエジプト軍
     前には紅海
     恐れにあふれただろう
     想像していると
     突然
     バスは霧の中に
     ライトを照らし
     徐行運転

     ガイドの河谷氏
     "雲の柱です"

     バスが
     霧の中から出ると
     後方は
     まさに雲の柱

     出エジプトをした民は
     雲の柱に
     守られたのだろう

     神共にいます
     めぐみであった

     シナイ山のふもと
     サンタカテリーナへ
     午後四時四十分着

     出エジプトをした
     徒歩の民の歩みを
     聖地旅行団は
     九時間

     ぜいたくな旅
     それでも
     疲れは
     全員に広がる

     
           サンタカテリーナ麓の宿舎から見えるモーセの山
           これは一般の写真でシナイ山は別


ダルシュ海岸

     ホテル準備の昼食

     全員二本のミネラルウォーターを
     小わきに
     バスから降りて
     小休憩

     記念のブローチのため
     石と貝を拾う

     帰国後に
     手作りみやげになり
     牧師夫人方へ

     家内には
     無理に胸に着けさせたが・・・・・


ワジクラープで

     ミニ礼拝
     ヤコブも
     ヨセフも
     モーセも
     生活と歩みは
     違ったが
     神共にいますことを
     生きたのは共通

     マタイは
     福音書の締めくくりで
     イエスの宣言を
     神共にいます
     約束でむすんでいる

     聖地旅行団
     全員の自己紹介
     一人一人
     参加できた感動が
     印象的に語られる

     異なる生活をしている人々が
     聖書の世界を確かめる
     テーマのもとに
     うちとけて行くのが
     うれしい

     ミニ礼拝も長年の
     ガイド経験から出た
     河谷氏の配慮

     忘れ得ぬ旅行となって行くのが
     うれしい

     ワジクラープで
     神共にいますことが
     確かめられるのがうれしい

     
      ワジクラープはこのような景観の地

三個の石

     白い石は水を通す石
     赤と黒の石は
     水を通さない石

     三種類の石が
     砂漠の中に
     オアシスをつくる

     人を生かす水のめぐみ
     この地でなければ知り得ないめぐみ

       
        左はワジクラープで 右はダルシュ海岸
        赤と黒の石は水を通さない 白は水を通す砂岩



103号の富澤誠治作

告白

     私は
     迷いやすい者
     それでも
     キリストは
     迷いを
     いやすために
     共にいてくださる

     迷って行かないように

     私は
     失格者になりやすい者
     自分を励ませば
     ますます
     落ち込んでしまう

     それでも
     キリストは
     失格者にならないように
     共にいてくださる

     迷ったり
     落ち込んで
     苦しむのは
     訓練してくださる
     キリストのわざ

     経験して
     はじめてわかる
     苦しみは喜びの始まり


危機の中で

 「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。・・・・・心を弱らせてはなりません。」イザヤ書7章4節(新改訳)

     これが
     時代の危機を
     乗り越える秘訣

     お語りくださる
     お方は
     全能なる神

     お語りくださる
     お方に
     信頼して
     自分を
     失わない
     そこに
     危機の中で
     方法が生れ
     乗り越える
     祝福が生れる
              

詩の友 第104号 1989年10月

聖書の世界を確かめて見る祝福の旅 X

シナイの三大植物と蟻

     ナツメヤシ
     カサアカシヤ
     ギョウリュウ

     ギョウリュウの
     ひと枝がバスの中に
     持ち込まれると
     よい香りが広がる

     赤白黒の石ばかりの世界
     石の間をぬって
     黒蟻が
     せっせと働いている
     太陽のある間は
     温かいが
     日がかたむくと
     寒くなる

     寒くならない前に
     食料を運んでいる

     一日を大切にして


尊い平和

     六年前には
     戦争のあとが
     色濃く残る
     ひどい世界

     今は
     まるで違う
     平和の尊さが
     心にしみる


シナイ山

     午前二時十五分
     登山する人々を
     バスの中で祝福
     登山の安全と
     神に会い
     十戒を得た
     モーセの世界と
     聖書の世界に
     ふれることが
     できるように祈る

     午前七時十五分
     登山した人たちが
     山頂で見た
     日の出を
     ホテルの窓から見る

     「光よ あれ」とある
     聖書のことばの
     世界を
     思い見る
     黒い世界から
     赤い世界へ
     まぶしい
     岩山砂漠の世界へ変り

     現実にもどってしまった

     サンタカテリーナホテルからは
     シナイ山は
     隠れている

     シナイ山をおおう
     びょうぶの役目をする
     三つの峰の
     美しい山を
     逆光になる少し前に写す

     行くまでは
     それがシナイ山と思っていた山
                             (103号の中の写真)


出エジプト

     巨石文明を残したエジプト
     心に生活に
     大きな影響を残したイスラエル
     比較することはやめて
     いつまでも
     変らないものを求める
     重要性を
     深く深く思う

     創造主なる神に
     救いをお与えくださるお方に
     いつも
     心を開いていなくてはと
     出エジプトを
     心にとどめる


アカバ湾

     イスラエル領がちらつく海
     海にかこまれた民
     旅行団の一行が
     ホツとしているようす
     海を見ると
     くつろぎを得る
     エイラートを目前にして


エジプト出国

     いよいよ
     トーラーの世界
     国境で
     出入国の手続きをしてくださる
     河谷氏
     迎えてくださるのは
     バス運転の
     愛称ヨシュ
     ヨシュアさん

     シャロームが通じる国
     エイラートの
     ネブチユーン・ホテルへ
     シャバットの守られる国


投稿  中村やえ子

待ち人

     雨上がりの早天
     アスファルトに
     打ち水して
     主が
     お待ちかね


白い花

     お花 咲いた
     建築現場に
     見捨てられていた
     小イモ一個を
     ひろってきた

     プランターに植えて
     毎日水をあげ
     肥料もあげ
     半年後
     とうとう
     一輪の花をつけた

     やったァ
     お花 咲いた
     私の花

     この町で
     見捨てられていた
     私は
     イエス様に救われて
     天国で咲く花

     でも
     時々しおれたり
     病気だったりする
     私のために
     イエス様は
     いつも祈って
     とりなしてくださる


104号の富澤誠治作



     夏の暑さを乗り越えて
     たくましく
     枝をのばし
     針の葉を広げている

     夏にも負けず
     生き続ける
     松を見ていると

     自分の生活に
     当てはめて
     使命に生きる
     励ましを得る

詩の友 第105号 1989年12月

聖書の世界を確かめて見る祝福の旅 Y

イスラエル入国
ヨシャパテ・キブツでカラスの群


     ナツメヤシの
     実を食べているのだろう

     エリヤを
     養ったカラス
     小形だが
     群をなして
     すばやい動き
     なんとも慕わしい
     エリヤを
     養ったカラスと
     聞いたからだろう

     シヤツターの音に
     いっせいに
     飛びたってしまった


ベエル・シェバで
羊飼い


     羊飼いは
     羊の数を増やすこと
     リーダーの羊を育てること
     これが良き羊飼い

     リーダーの羊は
     羊飼いの思いを知り
     羊をまとめる
     役目をする

     牧師である私
     リーダーを育て
     一人一人に
     心をくばる
     召命が
     確かめられる


アブラハムの井戸で

出会い


     井戸のかたわらで
     出会いが生れる

     井戸のかたわらで
     ヤコブとラケルの
     愛が目覚め

     井戸のかたわらで
     サマリヤの女も
     イエスの救いを得る
     出会いを得た

     現在の井戸は教会
     つきることのない
     生命の水キリスト
     まことの井戸のかたわらで
     出会いのドラマが
     健全で美しい
     出会いのドラマが
     生れる


ナナの香り

     アブラハムの
     井戸のほとりの
     レストランで
     紅茶へナナの葉を入れていただく
     味と香りは
     忘れてしまったが
     押花のためにと
     いただいた
     ひと枝が
     押花額におさまって
     その時のことを
     物語っている


生活

     遊牧民の
     女と母は
     水の管理
     いのちの水を大切にし

     遊牧民の
     男と父は
     家畜を飼い
     動物を大切にし

     役割分担の生活がある


ネゲブ

     中心地は
     ベエル・シェバ

     前におとずれた時は
     砂漠そのもの

     今は
     うっすらと
     緑の芽のある
     農業地帯
     イスラエルの人々の
     勤勉さを
     再び見せられた


死海のほとりで
ニュース


     午後三時三十分頃
     運転手ヨシュアさん
     日本からのニュース
     天皇死去を聞く
     午後四時
     ガイドの河谷氏
     日本語で説明

     イスラエル旅行中に
     元号は 平成
     イスラエルから祖国のために祈る


投稿 「アルプスの感動」 谷口幸子

足弱き病夫と北極圏飛び抜けてアルペンの国に再び入りたり

アルプスを撮りたき病夫に薬あまたしのばせし荷を担ぎ歩く

いにしえの城壁とどむルツェルンの古き教会でしばし頭を垂る

キリストの受難の聖像輝やけき花にかざられ森ふかく立つ

旅人をもてなす村のコンサート坂の教会にベートーベをきく

ガスきれてアイガー北壁きわ立を待てばカウベル霧よりきこゆ

病みつつもともに許されし生なりき四十年の婚を寿ぐ


105号の富澤誠治作

デザイン博

     名古屋の町が
     デザイン博のために
     美しくなった
     うれしいことだ

     彫刻や
     記念物は
     何時までも残るだろう
     植えられたものは
     時が過ぎるにつれ
     周囲になじみ
     人工とは違った
     美しさを発揮するに
     ちがいない

     その日が楽しみだ
              
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